やった甲斐がありました!!古典的眼鏡技術が拡がりを・・・

大切なことは、いつもと変わらぬ御気持になっていただけるか??

いつも視力の検査をするうえで大切にしていることは、お客さまに緊張させないようにすること。その上で欠かせないのが上の写真、私が35年全てのお客様に振り続けているスキアスコープという検査の様子です。(大昔はローソクの灯りを反射させて・・・というような古典芸能ならぬ古典眼鏡検査)

私がそのスキアスコープを使うきっかけとなったのは、大阪にある日本眼鏡技術専門学校在学中でした。眼鏡学校の講師は、大阪を中心に近畿地方の眼鏡店の店主、レンズ製造業者、眼科医(そうそうたる面々)等々、高校でスキーばかりやってて学ぶということを忘れていた私は、ここに在学中人生で一番勉強し、一番刺激もいただいたし、よく遊んだ(笑) そこでの恩師の御1人が上の写真の梅岡先生で、先生が振るスポット式スキアスコープがカッコよくて、それ以来追いつけと35年降り続けているのです。今年1月に先生を訪れる機会があり、何十年ぶりの御姿は御年80歳を越えて現役!!今も眼鏡学校の講師を務めていて、その日も生徒の卒論をチェックしており、やはり憧れるに値するお方だと再確認して帰ってきました。

そしてこの度札幌にて行われた北海道眼鏡研究会の勉強会午前の部でスキアスコープについてお話する機会をいただき、梅岡イズムを繋げようと理論と実習をさせていただきました。(写真はその様子・・・受講者には大先輩もおり、久しぶりに緊張した~)

午後からの講師として東京から来ていた東京のアイ&アイの平店長も受講してくださったのですが、その後の行動がうれしくてうれしくて・・東京に帰ってその後、全てのお客様にスキアを振ってるとのご報告はありました。最近のSNSではお店でスキアスコープが更に拡がりをみせているようで、とても嬉しく思います。

アイ&アイさんブログ

近年は、ほとんどの眼鏡店、雑貨店ではオートレフラクトメーター(コンピューター他覚検査)だけに頼りっぱなし、タカラヤでもオートレフは必ず行いますが、目の状況を直接検者の目で観察できるスキアスコープ、使い方次第では、オートレフでは得られないとっても大切な情報を知らせてくれるのでとても大切にしてます。現在それを使える眼鏡技術者の方が大変少ないと聞いていて、そんな役割になってきたのかなと観念し講師のお話を御受けしたわけですが、あらためて若い方は眼鏡学校で触ったことはあるけど~とか、経験のある技術者の方も、昔は使ってたんですが~オートレフが樂だからという方が多いのを今回の勉強会で認識しました。今後もそんな機会がありましたらお伝えしたいなと思ってます。それも、自称「ほんとうのメガネとサングラスの伝道師」としての与えられたこの世での役割かと(笑)

無論タカラヤでは阿部主任も全てのお客様の目を観察しております。

 

 

 

 

 

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